カブトムシはじめました #80
5月23日
土管の前にうっすらと抜け殻が見えます。
どちらかが脱皮したようです。
こちらにも抜け殻が。
こちらが掃除して2日経ったケースの様子です。
さて、先週の土曜、息子とサワガニ捕りに出かけました。
駐車場から目的の川まで歩く間に、いやというほど毛虫を見て閉口しました。
普段遊ぶ公園は、たとえどんなに大きくても(万博公園とか◯◯緑地公園とか)、
あくまでも「管理された自然」「管理の行き届いた自然」ですよね。
ここだって管理された自然に入るのかもしれませんが、
こんなに毛虫を見たのは初めてで、川にたどり着く前に、幾分心が折れていました。
ホームページには、「子どもさんには、ヘビを見つけても近づかないさわらないと、教えてあげてください」などと書いてありますし。もはや恐怖でしかありません。
※私は虫全般が苦手であり、爬虫類にいたっては気絶するレベルです。
さて、目的の川に着いたのですが、その場所に先行してやってきていた父子が、
木の根本で何やらしています。
うちの息子が、「なにをとってるんですかー!?」と大きな声で尋ねたところ、
そのお父さんが、答える代わりに私の持っていた青いバケツに、
カブトムシの幼虫を入れてくれました!!
しかも、2匹も!
そのうえ土まで入れてくれました。なんと親切な。
私たちは網とバケツしか持っておらず、
土すら入れられないのを察してくださったようです。
トリケラトプスのように立派な角を持つカブトムシは、
ここ最近の息子の、飼いたいものランキングNo.1でしたので、
私はものすごく嬉しくて感謝したのですが、息子の反応はというと、
「サワガニをとりにきただけなのにーーー!」とまさかの不満を述べております。
ヒィィィィーと私は凍りつき、笑顔を振りまきながら息子を連れてその場を離れました。
息子からしてみれば、せっかくサワガニを捕まえにきたのに、
唯一のバケツに土を入れられ、
これじゃもうサワガニが捕まえられないじゃないかー、ということだったのでしょう。
しかし、サワガニが捕れる保証などどこにもありません。
ですから息子に、
「もしサワガニがいて、捕まえることができたら、このカブトムシの幼虫は
あの親子にお返ししよう。それでいい?」と言いました。
それで息子は納得してくれたようで、機嫌を直して川に探しに行くことにしました。
しかし、長靴もサンダルも持ってきておらず(装備不足)、
おまけに川の中の岩の上にまで毛虫がおり(なぜこんなところに!)、
それゆえ裸足で川に入る気はまったく起こらず、
サワガニの探索はとても生ぬるいものとなりました。
結果、1匹も見つかることなく終了。
カブトムシの幼虫をくださった親子に改めてお礼を述べつつ、帰ることにしました。
めでたしめでたし。
土にはアリがいっぱい。そのほかにもたくさんの小さな虫がいました。
帰りにホームセンターに寄って、これらを購入。
早速幼虫を移し替えます。
この時おそらく、私は生まれて初めてカブトムシの幼虫に触りました。
この時はまだ知らなかったのですが、あまり素手で触ってはいけないらしく、
触る時は軍手など手袋をつけることが推奨されています。
しかし、あのプニプニとした感触は、
一度素手で触って知っておいても良いかもしれません。
長年、「キモチワルッ」と思っていたのですが、
これがあの黒光りする格好良いカブトムシの成虫になるのかと思うと、
今はむしろ、無性に触りたくなります(NG)
8分ほどで両方とも土の中にすっぽりと潜って姿を消しました。
これがオスとメスなら最高なのですが、さてどうなりますやら。
そんなわけで、また一つ楽しみが増えました。
カブトムシの幼虫の成長とその後の羽化。そして成虫の飼育です。
今回は以上です。
つづく。