クロベンケイガニの生還 #100
つづいてクロベンケイガニについてです。
以前この砂ケースで3匹のクロベンケイガニを飼うことにしました。
ところが飼い始めて4日目に、1匹が行方不明となりました。
強風で吹き飛ばされた可能性もあったため、砂ケースの使用は中止しました。
それが7月7日のことです。
ところが!
7月18日の朝、息子がベランダから私を呼びます。
どうやら、放置していた砂ケースにカニがいる、とのこと。
「!!!」
驚いて見に行くと、砂ケースの上に、確かにカニが1匹います。
これは間違いなく、行方不明になっていたあのクロベンケイガニです。
砂を全部掘り起こして探したつもりでしたが、探し方が甘かったようです。
あれからずっと砂の中に隠れて暮らし、渇きはかろうじて雨水でしのぎ、
しかし飢えには抗いきれず、ついに砂の上に出てきたのでしょう。
「クロベンケイガニの生還」などという美談めいたタイトルですが、
私の不注意で危うく殺しかけました。
すぐに水草たっぷりのこちらのケースに移してやりました。
本当に良かった。
これでクロベンケイガニは全7匹です。
こちらの水ケースは足し水だけで、一週間ぶりに洗いましたが、
なかなかのニオイでした。
一週間に一度の掃除では足りないですね。
クロベンケイガニは、ザリガニとはまた違ったニオイがすることがわかりました。
掃除後
アナカリスはよく食べます。
そして、本当にオアシスを食べているのではないかといった欠け具合。心配です。
こちらでは、ザリガニがオアシスに穴を掘るため、
粉塵のように削りカスがいっぱい水の中に沈んでいます。
健康に著しく悪影響を及ぼしそうなのでスポイトで除去していますが、
イタチごっこです。
自作の隠れ家からコンニチハ!
このザリは、週末に脱皮しました。
そして、こちらのケースでも週末カニが脱皮しました。
抜け殻は水の中にあったのですが、石の上に移動させました。
順調、順調、と思っていたのも束の間。
おそらくこの脱皮したカニでしょう、よく見ると右側の足が欠けています。
それも4本中3本も!
脱皮直後に狙われたのか。それとも脱皮に失敗したのか。
あるいは普段なら平気な小競り合いも、脱皮直後で殻が固まっていない時だった為に、
たまらず自切して逃げたのかもしれません。
いずれにしろこれは相当なハンデだと勝手に判断しました。
それゆえ、次の脱皮で足が再生するまで、単独飼育にすることにしました。
それがこちらです。
脱皮直後だと思うので、次の脱皮まで時間がかかるかもしれませんが、
なんとか無事生き延びて、足の再生を果たして欲しいところです。
今のところ、オアシスに土感覚で巣穴を掘ってしまうザリガニに驚いています。
が、しかしこれはオススメできません。
今回は以上です。
つづく