ザリガニの飼い方② ~ベランダ飼育~ #104
つづきです。
ケースを用意したら、次は水を入れます。
水道水には消毒薬が含まれているので、いわゆる「カルキ抜き」が必要となりますが、
ザリガニはカルキごときで死なないらしいです。
試したことはないので真偽のほどはわかりませんが、
一晩ほど汲み置きしておくか、市販の中和剤を使えば良いと思います。
【後日追記文】
カルキは抜かなくなりました。稚ザリであっても全く問題ありません。
水道水をそのままドバっと使って頂いて大丈夫です。
また、ザリガニは酸欠で死ぬらしいです。
これも試したことはないので真偽のほどはわかりませんが、
エアレーション(ブクブク)の無いベランダ飼育では、
水位を高くする場合は必ず酸素をザリガニが直接取り込めるよう、
水位をザリガニの背丈ほどに低くしておくか、
登れる台(塩ビ管など)があるといいです。
ただ、夏の蒸発量は侮れませんので、水位を低くしすぎるのも危険です。
数日放置しただけで干からびていることも十分あり得ます。
通常は、塩ビ管の高さより水位のほうが少し高いくらいを意識して、
足し水をしています。
溶存酸素量=水に酸素が溶け込む量は、
寒い時のほうが多くなり、暑いと少なくなるらしいので、
夏場は特に、酸欠と水位に気をつけなければいけません。
大阪の気候に限って言えば、
正直冬の寒さよりも、夏の暑さのほうが心配です。
ケースに入れるのは、水のほかには、隠れ家です。
ザリガニは立派なハサミなんぞ持っているので強いと誤解されがちですが、
食物連鎖の中ではだいぶ下位に属していて、
YouTubeではよく捕食される側(亀の餌など)として映っています(苦笑)
ですから警戒心のカタマリで、隠れる場所がないと常に心臓が破裂するほど
ドキドキしちゃってるんじゃないかと、勝手に想像します。
ストレスで寿命を縮めるのかどうかはわかりませんが、
隠れたいという本能が強いのは間違いありませんので、
隠れ家は用意したほうが良いと思います。
オススメはL字の塩ビ管です。
ザリガニはたいてい中に入っていますので、
掃除のときは塩ビ管ごと水から取り出しています。非常に楽チンです。
更に、水草も入れています。
ザリガニは、人間と同じで雑食です。
とすれば、栄養バランスを考えてあげる必要があります。
市販の人工餌("ザリガニの餌"として売られているやつ)は栄養バランスが良く、
これだけで丈夫に育つとは言われていますが、
ザリガニもずっと同じ餌では飽きるという説もありますし、
いろいろな餌を試してみるのはザリガニ飼育の醍醐味の一つだとも思いますので、
水草や、あるいは野菜の切れ端などを与えてみてもいいと思います。
落ち葉や木の枝なども入れておけば、なお良いかもしれません。
以上で、飼育環境は整うと思います。
あとは、一匹を大切に長く育てたいか、あるいは繁殖に挑戦したいかで、
単独飼育か、つがいにして飼うかの違いが出てくると思います。
ザリガニの飼育方法を調べていて、たまたま当サイトにたどり着いたのに、
肝心の飼育方法がさっぱり書かれていない、という状態でしたので、
私なりの飼い方を載せておきました。
今後変わる可能性も十分にありますが、
試行錯誤して、これが現時点で辿り着いた結論です。
今回は以上です。
つづく。