ザリガニさんこんにちは #1
2019年7月21日
大阪城でザリガニ釣りをしました。
汗だくになりながら5匹ほど釣り、適当に2匹選んで持ち帰りました。
この日から、自宅にザリガニのいる生活がスタートしました。
ザリガニを飼うのは小学生のとき以来ですが、
当時の記憶はほとんど残っていません。
今はネットで飼い方を調べることができます。
動画も見られます。便利な時代になりました。
飼い方は、大雑把に分けて2つ。
屋内で飼うか、屋外で飼うか、です。
我が家には水槽がありませんでしたので、
とりあえずベランダで飼うことにしました。
ネットを見て、オスとメスの見分け方もわかったので、
早速確認してみたところ、2匹ともオスでした。
どうせ飼うなら繁殖させてみたい!
いずれメスも確保してこようと、この時心に決めました。
7月25日
ザリガニは共食いするので単独飼育が基本らしく、
百均でケースを2つ買い、1匹ずつ分けました。
体長は2匹とも4cmほどです。
今年の春生まれか、去年の秋生まれだと思いますが、
ザリガニの成長速度がまだわからないため不明です。
ネットによると、
1年で成体(大人)=繁殖可能なサイズ=6cmほどになるらしいです。
ちなみにこのサイズ、ハサミは含まずに、頭から尾までで測ります。
色も赤くないですし、まだ子供ですね。
ちなみにケースの底は、家にあった赤玉土と百均で買った天然石など。
そこに、やはり家にあったホテイアオイと、大阪城で拾った木の枝、
少し大きめの石などを適当に放り込んでみました。
ザリガニは雑食なので何でも食べるようですが、
人間と同様、バランスが大事らしく、
人工餌=いわゆる「ザリガニの餌」として売っているものが良いらしいです。
こちらのエサを近所のホームセンターで買ってきました。
あとは適当に、ニンジン、じゃがいも、オクラ、レタス、あさりなど、
料理の切れ端や息子が残したものを、1日1回の頻度であげてみました。
翌日には無くなっていることが多かったので、
おおむね、よく食べてくれたと思います。
おそらく、ホテイアオイの根っこも食べているんじゃないかと思います。
根っこはチョキチョキ切られています。
食べ残しは水質を悪化させ、臭くなったり、突然死を招く、という
怖い文章をちらほら目にしますので、与える量は少量を心がけ、
丸1日経っても残っているものは、ケースから取り出すようにしました。
非常食にもなるという木も入れてあるので、餓死することはないでしょう。
ザリガニはとても警戒心が強く、また夜行性ということもあって、
自然に動いている姿や食事をしているところを見ることはほとんどできません。
常にホテイアオイの根っこに身を潜めています。
ホテイアオイを引き上げると、ようやく姿を見ることができますが、
必死に赤玉土の下に潜って隠れようとするか、
じっと動かずに脅威が去るのを待っています。
飼っているのに、ろくに姿を見ることもできない。
もはやザリガニのベランダ飼育には、若干のMっ気を感じていました。
そんなある日・・・
7月30日(飼育開始9日目の朝)
ケースを見ると、そこにはぐったりと横たわるザリガニの姿が。
「し、死んでる!?」
いえ、死んでませんでした。脱皮したあとの抜け殻でした。
抜け殻は、貴重なカルシウム源となるらしいので、そっとケースに戻します。
翌日には見事になくなっていました。
8月18日にはもう1匹も脱皮しました。
2匹とも、ひと回り大きくなったかなぁ、という感じです。
姿を見ることはなかなか叶いませんが、まずは大きく成長してもらい、
お嫁さん(メス)を迎えて繁殖してもらいましょう。
ケースが少し狭いかもしれないと感じたので、
大きめのケースを百均で買い、引越ししました。
2019年9月1日
大阪城で再びザリガニ釣りです。今回の目的はメスの確保です。
しかし、2匹釣り上げたら2匹ともオスでした。う~ん。
ふと見ると、ザリガニを大量に釣り上げている父子がおりました。
「もしよろしければ私のオスとそちらのメス、交換していただけませんか?」
と尋ねてみたところ、
もともとキャッチ・アンド・リリースの予定だったそうで、
「何匹でも好きなだけどーぞ」と言っていただきましたので、
「ではお言葉に甘えて」と、さして遠慮もせずに、メスを4匹いただくことにしました。
私がお腹を見てオスメスの選別をしていると、
「なにかそういった専門の方ですか?」と言われてしまいました(汗)
その間に、その方の息子とうちの息子が意気投合してはしゃぎ回っています。
目的を達したので帰ろうとすると、うちの息子が号泣しながら、
「もっと遊びたいよー。◯◯くーん!」と叫んでいます。
無理に引き離すのは可哀想でしたが、
狭いバケツに4匹も入れられているザリガニも十分可哀想だったので、
そこは問答無用で自転車に乗せ、家路を急ぎます。
このメスザリたちは、いずれも体長が4cmほどです。
家にいるオスザリとサイズ感を揃えました。
順調にいって、繁殖は来年の春でしょうか。
それにはまず、猛暑の夏を越え、冬を越すというミッションがあります。
オスザリ2匹にメスザリ4匹。
この全6匹を成長させ、且つ、無事越冬させるのが、当面の目標です。
つづく。
【後日追記文です】
ザリガニ飼育の初心者がいきなりやらかしています。
ケースにホテイアオイ。
あれでは脱走してくれと言っているようなものです。
ザリガニの隠れ家も含めて、ケースに何か入れる際は、
その高さに十分気をつけていただければと思います。
やたら駄文記事が多くて恐縮ですが、
手っ取り早くベランダでの飼育方法を知りたいかたは、
こちらのリンクからどうぞ。