新しいエサ #10
前回までのあらすじ。
ザリーの水槽に、繁殖目的でオスザリ1号を投入してみましたが、
時期尚早だったのか失敗に終わります。
ザリーには恐怖体験をさせてしまいました。
ザリガニたちのエサに、ひかりクレストキャットを導入しておりましたが、
こちらは「底棲肉食魚専用飼料」、つまりお魚さんのエサということで、
もしかしたら、脱皮を繰り返すザリガニにとっては、
カルシウムの面で弱いのではないか、と思い(間違っていたらすみません)、
また、ザリガニは一つのエサだけでは飽きて食いつきが悪くなる、という説もあり、
新しいエサを導入しました。
こちらです。
ホームセンターで668円で購入。
500gも入っており、もしこのエサの食いつきが良ければコスパは最高です。
そして何と言ってもカメのエサですから。
あの見事な甲羅を形成するのに、カルシウムは必須のはずです。
雑食のザリくんならきっといけるはず!と思い、購入に踏み切りました。
ただ、袋に「沈下性」などとは一切書かれていませんので、
きっと沈まないんだろうなぁとは思っていました。
それならそれで、ベランダのザリたちには何の問題ありませんし、
ザリーにあげるときも工夫すれば大丈夫でしょう。
ともかく一粒のサイズが大きいのがポイントです。
ザリガニ専用のエサは、小さい粒のものが多いように思います。
小さいと、食べたのかどうかの判別も、回収も、容易ではありません。
食い散らかさない、というメリットはあると思いますが、
ひかりクレストもカメのエサも、
袋から5粒取り出してベランダへ行き、ポイポイっと放り込んでやるスタイルは、
楽でいいです。
こうして、基本的には、ひかりクレストとカメのエサを交互に、
ローテーションで与えることにしました。
ベランダのザリたちには、ケースに1粒ずつ、無造作に放り込むだけです。
朝と夜の2回与えることもあれば、
朝だけのこともあります。
綺麗に平らげている日もあれば、
半分ほど残していたり、あるいはまったく手を付けない日もあります。
他にも、ザリガニ専用のエサや野菜、煮干しなど、いろいろ試してみて、
反応を見るのも楽しみの一つです。
そしてザリーですが、
カメのエサを与える時は、エサが沈まないので、
菜箸でつまんで、直接ザリーに掴ませるか、あるいは、
土管の中に押し込んで浮かばないようにします。
しかし、せっかくそうしても、ザリーが食べている最中に、
うっかり手を離してエサが水面に、ということもあります。
どうしても食べたいザリーは水草をつたって水面近くまであがり、
体を寄せていって、無事にゲット!
与える側だけでなく、食べる側にも手間は生じますが、過酷な自然界を思えば、
こんなこと、何でもないはずです。きっと。
それはそれとして、ザリーが水面近くに上がりやすいように、
水槽のサイドに防鳥ネットでも入れてみたいなと思っています。
活動範囲が広がり、活動量が増えることに期待して。
さて以前、水槽のザリーはとても食欲旺盛なのに、
ベランダのザリたちはそうでもない、と書きました。
なぜなのか。
こちらのサイトを読ませていただき、一つの答えを得ました。
ベランダのケースはザリガニが溺れないよう水量が少ない。
それゆえ、水分中の溶酸素量も少なく、それによって活動量も落ちるため、
結果として食欲もわかないのではないか、という気がしてきました。
しかしながら、5匹中2匹はよく食べるのです。
そしてその2匹は、深型のケースではなく、浅型のケースにいます。
ケースが浅いと、風などの影響で水面が揺れ、溶酸素量が増えるのでしょうか。
深型も浅型も、水位(水量)はほぼ一緒です。
脱走防止目的で導入した深型ケースが裏目に出ましたかね。
いろいろと試してみたいと思います。
つづく。