水槽の掃除と、思うところ #11
前回までのあらすじ。
新たに「カメのエサ」を、ザリガニのエサとして導入しました。
とりあえず食べてくれることがわかり、ほっと一安心です。
さて、ザリーが水槽に移ったのは2019年10月2日です。
それからちょうど一週間後の10月9日に、初めての水槽掃除をすることにしました。
水量がたっぷりで、ろ過器が入れてあったとしても、
水槽の水は無臭ではありません。そこは誤解のなきよう。
水槽を立ち上げて数日後には、少し匂いがするようになっていました。
しかしそれはあくまでも、水に鼻を近づけたら匂う、というものであって、
匂いが部屋中に充満する、といったレベルではありませんので、ご安心ください。
但し、いつまでも掃除をしなければ、きっとそうなると思います。
掃除するにあたって、更に2つのアイテムを、あらかじめ購入しておきました。
Amazonで1,234円でした。
これと、バケツです。
ホームセンターで10リットルバケツを499円で買いました。
水槽の水を半分入れ替えるとして、9リットル、9kgです。
言うならば、糞尿まみれの汚水です。
それを部屋から運び出すのに、百均のバケツでは脆弱なのではないか。
もし、取っ手が外れて汚水が部屋にバラまかれた日には!
考えただけでもゾッとしますよね。
ですので、丈夫そうなバケツ(ザリ専用バケツ)を用意しました。
ザリーを一時的に水槽から避難させ、
水を半分ほど抜いて、ろ過器や土管を洗い、チューブのヌメリも取って、
元に戻していきます。
汲み置きしていた水を入れ、最後にザリーを戻します。
プロホースの組み立て方や使い方が不慣れだったこともあり、
全部で一時間ほど掛かりましたが、慣れても45分は掛かると思います。
掃除ひとつとっても、10人いれば10通りのやり方があると思いますので、
どうするのが正解かは分かりません。
ろ過器をグレードアップすれば掃除の頻度を減らすことも可能でしょうし、
短時間の掃除を頻回に行う、という方法もあるでしょう。
私は最初の掃除を終えて、正直そこまで綺麗になった気がしませんでした。
半分残した水に、どうしても浮遊物があります。
もちろん、「綺麗になる」ということは、イコール、
「環境が大きく変わる」、ということでもあるため、
ザリガニにとっては望ましくないのかもしれません。
ただ、同じ水道水を使っていて、汲み置きしてカルキも抜いてあるなら、
死に至るほどの劇的な水質の変化など、起こりようもないと、
私は思っています。
多くのサイトで、水質に大きな変化が生じないよう、換水は3分の1から
最大でも3分の2程度に留めるべし、と書かれています。
しかし、ザリガニよりも弱いであろうメダカやミナミヌマエビで、
私は何度も全換水をやっており、それで弱って死んだ、などという個体を
見たことがありません。
繰り返しになりますが、同じ水道水を使っていて、カルキも抜いてあるなら、
全換水でも何ら問題は生じないのではないか、というのが私の持論です。
なお、2回目の水槽掃除は全換水で行いました。
しかし時間が倍ほど掛かったので、別の次元の問題が生じました。
こちらはまた後日のお話として。
確かに、せっかく繁殖していたバクテリアが死滅したりはするのでしょうが、
それが原因で飼育個体が天に召されるということは、無いように思います。
なぜなら、バクテリアも最初からいたわけではないからです。
(しかしながら、バクテリアの存在が水質の悪化速度を緩め、
結果として、健康的な水槽ライフが長続きする可能性は否めません)
ザリガニは脱皮すると砂をかぶって平衡感覚を~、という話もよく見かけます。
だから砂は必要だとするサイトと、砂がなくても全く問題ないとするサイト、
両方ありますよね。
前者は、その話を見かけたのでそれを信じてそう書いている感じで、
後者は、実際に砂を入れなくても問題なかったからそう書いている感じです。
なるべくなら、巷間言われるところのものを真に受けるのではなく、
実践して、経験して、それをもとに、飼育日記を書き綴っていきたいと思います。
つづく。