産卵しました #29
前回までのあらすじ。
ベランダと水槽でそれぞれザリカップルが誕生し、
あとは産卵してくれるのを楽しみに待つ状態となりました。
11月12日
水槽の掃除を全換水にて行いました。
10月2日に水槽で飼育し始めてから5回目の掃除となります。
1週間~10日に1度は掃除していることになります。
どうしても汚れが目立ってきますので、
綺麗に保ちたいなら、このくらいのペースで掃除が必要になると思います。
これが、水槽飼育唯一のデメリットかもしれません。
掃除のため、2号とザリーは一時的にベランダの白ケースに移しましたが、
その間、きっちりと交尾しておりました。
そして、少々迷いましたが、2号はそのままベランダで飼うことにしました。
受精率を高めるために、もう十分に交尾の回数は重ねたと思いますし、
オスと離したほうが産卵しやすい、
という文章をどこかで読んだことがあります。真偽のほどはわかりませんが。
また、そもそも産卵したらザリーは単独飼育にする予定であり、
真冬にいきなり水槽からベランダに出すのは可哀想だと思っていたので、
このタイミングで出すことにしました。
日中はまだ20℃前後まで気温の上がるこのタイミングが良いかなと。
掃除を終えて、綺麗になった水槽に戻ってきたザリーの様子です。
「あれぇ? 2号(夫)はどこ?」と探しているようにも見えます。
あと、落ち葉を1枚だけ入れてみました。
ちなみに、こんなに動くザリーを見たのは、この時が最後でした・・・。
2号も白ケースに移し替えました。
脱走防止のため、深型ケースを買ったものの、
観察のしやすさ、掃除のしやすさ等の観点から、
結局は薄型の白ケースがベストという結論に達しました。
ダイソーで110円で買えます。
フンや食べ残しの始末に、大きなスポイトは必需品だと思います。
赤液棒状温度計で水温をチェックしています。
しっかりとかじられた跡があります。
現在、ケースの中はこのような感じです。
落ち葉を入れたら塩ビ管には入らず、落ち葉の下に潜るのを好みます。
そのため、塩ビ管は撤去しました。
もはやどこにいるのか全くわかりません。
菜箸で落ち葉を持ち上げて探さないと、生存確認すらできません。
エサは上げてもほぼ食べません。落ち葉が好きなのかもしれませんし、
気温の低下でだいぶ代謝が落ちてきているのかもしれません。
いずれにしても冬のベランダ飼育は、数日に1回生存確認をしておけば、
ほとんど放置で良いと思います。
3号はいつ産卵するのか。抱卵したまま越冬するのか。
こちらは要チェックです。
さて、
11月12日に水槽の掃除をして、単独飼育に戻したザリーですが、
その日から、塩ビ管にこもることが増えました。食欲もないようです。
水草に上ったり、ネットに上ったり、などという姿は見られず、
そもそも歩いている姿すら見られなくなりました。
せいぜい、塩ビ管から顔を出したり、体の向きを変えたりする程度です。
尾も曲げていることも多くなりました。
これは産卵が近づいている前兆なのでしょうか。
初めての経験なのでわかりません。
こちらのブログで、抱卵するのは大潮の日が多い、とありました。
11月の大潮の日は11月27日です。
また、こちらのブログも含め、
ザリガニは、交尾から産卵まで2~3週間が一般的だと書いているサイトが多いです。
11月2日に最初の交尾をしましたので、11月16~23日の間、
あるいは、大潮の27日前後。
いずれにしても11月中が一つの目安だと思っていました。
そして、ついにその時がきました。
11月22日の夜、ザリーの抱卵を確認しました!
「いい夫婦の日」に産むとはやるなザリー。
ただ、産卵は夜中から早朝にかけて行うらしいので、
この日の朝にきちんと確認しておけば、
あるいはその時点で抱卵を確認できたかもしれません。
いずれにせよ、11月2日の交尾から、20日後の産卵となりました。
動画です。生活音がうるさくてすみません。
普段は相変わらず塩ビ管の中にこもりっきりのため、
上の動画は奇跡的に撮れました。
卵に新しい水(酸素)を供給したり掃除するため、らしいのですが、
足をフワッフワッと動かしている様子もたま~に見かけます。
水槽の水温は現在21℃ほどです。
こちらのサイトに、卵の孵化は、水温23度前後で約2~3週間、とありました。
20℃を切るようなら、以前買っていたヒーターを導入しようと思います。
順当にいけば、12月中に稚ザリが誕生してくれそうです。
楽しみです。
つづく。