台風が去って #13
前回までのあらすじ。
非常に強い台風の接近にともない、ザリたちは引越しました。
そんな中、4号とザリー(旧6号)はほとんど同じ日に脱皮しました。
似たような動画が続き恐縮ですが、抜け殻が食べられて
だんだんと小さくなる様子がわかります。
2日ほどで完食していました。
残念なことに、せっかく脱皮したものの、
ザリーの頭に寄生するザリガニミミズは健在でした。
先日繁殖を期待して1号を入れた時、もしかしたらザリーは
脱皮間近だったために、あれだけ拒否し続けた可能性もあります。
落ち着いたら再度、試してみたいと思います。
さてベランダのザリガニくんたちです。
もともと入っていたケースはすべて洗いました。
そして思いました。
ケースの底に、土や石を敷く必要はあるだろうか、と。
水草も多すぎて、ザリガニが本当に観察しづらくなっていますし、
一度、思い切りシンプルな感じにしてみたいなと思いました。
それがこちらです。
赤玉土は5個だけ。転がしたり運んだりができるおもちゃ感覚で入れてみました。
ホテイアオイ1株。アマゾンフロッグピットも1つ。
落ち葉、木の枝。この時はあった貝殻も、今はもう取り除いています。
これですと、ザリガニがどこにいるのかが分かりやすく、
エサを食べたかどうかの確認や、食べ残しを取り除くことが容易です。
その代わり、掃除が日課となりました。
フンもよく見えるので、大きなスポイトで吸い込んで取り除き、
コップ一杯ほどの水をフンと共に捨て、同量の水を足します。
少なくとも2日に1回はやってあげないと、水質がすぐに悪化してしまいそうです。
バクテリアが繁殖する環境ではないので、水質維持は人力となります。
よく食べるザリガニのフンの量は、とても多いです。
1日で掃除前の状況になります。
わりとまんべんなくフンが落ちていますので、夜中にウロウロしているのでしょう。
日中はほぼ一箇所にいる印象です。
ホテイアオイの根に身を隠し、じっとしています。
ザリガニにとっては、これまでの環境のほうがもしかしたら
優しかったかもしれません。
ただ、こちらのほうが観察しやすいですし、
ケースを大掃除(リセット)する場合も格段に楽です。
不都合が生じない限り、しばらくはこの環境で試してみたいと思います。
もっと寒くなってきたら、寒さをしのげるように落ち葉をたくさん入れる予定です。
更に冬本番となれば、冬眠できる環境を作ってやりたいのですが、
これは、百均の器と、ハイドロボールで何とかしようと思っています。
大阪の冬はそこまで寒くなりませんので、おそらく大丈夫ではないかと。
最後、なぜか水温計に逆さにしがみつくザリーです。
ザリーの尻尾の裏。よく見ると、
これが噂に聞くところのセメント線というやつでしょうか。
もしそうなら、繁殖可能のサインです。
脱皮して、しっかり安定したザリーに、2度目の挑戦です。
つづく。