ザリガニ飼育について #21
前回までのあらすじ。
ザリガニのオスを2匹、メスを4匹飼っています。
ベランダで4匹、水槽で2匹という構成です。
ベランダで飼っている3号の食欲がなく、元気も無さそうに見えましたので、
思い切ってザリーの水槽に移してみました。同居、つまり多頭飼育です。
すると、水槽の中ではとてもよく動くのです。
エサも見ているところでしっかりと食べます。
ここから考えられるのは以下のことです。
①水槽飼育はザリガニを活性化させる。
②ベランダのケース内で動かないのは、元気がないからではない。
むしろそれがザリガニにとっては普通の状態。
ザリガニにとって、天敵が多い日中に活動しないのは当然で、
むしろ水槽内で活動的になることが特殊。
まず①に関してですが、水槽内でザリガニが活動的になるのは
ほぼ間違いありません。ザリー、1号、3号、皆そうでした。
水量が豊富な上に酸素も豊富で、しかも水温もベランダと比べて、
この時期5~8℃ほど高いです。
ここらへんが要因でしょうか。
②に関しても、当たらずといえども遠からず、ではないでしょうか。
可能性は低いでしょうが、カラスなどの天敵が飛来しないとも限らない
屋外飼育です。
室内に比べれば、警戒心は本能的に高くなるのかもしれません。
あまりにも動かないので、元気がないと勝手に思ってしまいますが、
これがデフォルトです、ということかもしれませんね。
果たして、ベランダ飼育でザリガニを活動的にする方法はあるのでしょうか。
今後の課題です。
さて、ザリーと3号の同居生活ですが、夜の観察でも相変わらず
じゃれ合ってるとしか思えない動きをしていました。
画面が暗くて恐縮です。
攻撃や威嚇ではなく、遊んでいるように見えるのですが、いかがでしょうか。
この動画の前には、3号がザリーの上を歩いていました。
この動画では、ザリーが3号の上を歩いています。
水槽にザリガニが2匹いると、ますます見ていて飽きないです。
もちろん2匹ともじっとしていて動かないタイミングもありますが。
ザリガニに限らずでしょうが、飼育する上で生態観察ができるのは、
とても重要なことだと思います。モチベーション的に。
メダカも飼っていますが、
初年度は、メダカに良いらしい(健康的に育つ)とのことで、
睡蓮鉢をグリーウォーター化させました。
というか、何もしなければ勝手にグリーンウォーターになります。
こんな感じです。
確かにメダカには良い環境かもしれませんが、水面近く以外は、
ほぼ何も見えなくなりました。同居させたミナミヌマエビなど、
はぐれメタル並にレアな存在と化しました。
2年目、グリーンウォーター化させない方法を調べたところ、
赤玉土が良いとのことでしたので、ソイルをやめて赤玉土にしました。
画像は春先に立ち上げたばかりのものですが、
これが大正解で、水が無色透明のままずっと維持できました。
夏の間中、さんさんと太陽の光を浴び、しかも水草がたっぷり入っていても、
一切グリーンウォーター化しませんでした。
赤玉土は本当に素晴らしいです。
Youtubeで、あるメダカブリーダーの方が、
赤玉土は水が痩せるから使わない、という発言をしておられました。
確かにメダカファーストで考えれば、グリーンウォーターにしたほうが
健康的で成長も早く、長生きさせられるのだと思います。
しかし、いち飼育者としては、鉢の底までしっかり見えて、
メダカやミナミヌマエビの動きがはっきりわかるほうが、楽しいです。
ビジネスではないので、飼育するにあたっては、楽しいことが大事だと思います。
そのほうがきちんとお世話もするようになるでしょうから、結果、
飼うほうにとっても、飼われるほうにとってもプラスだと思います。
そういう意味では、ザリガニを飼育する上で、
水槽の導入は非常に良かったと思っています。
一方で、ベランダでしか飼えない場合でも、より楽しめる方法はないかを、
引き続き探っていきたいなと思っています。
つづく。