ザリガニの飼育

ベランダでの飼育がメインです

稚ザリ、一人歩きを始める #33

11月2日の初交尾からちょうど20日後の11月22日に産卵し、

産卵から22日後の12月14日前後にふ化が確認できた、

水槽のザリーとその稚ザリたちについて、です。

 

ふ化しても、そこから約2週間ほどは母親のおなかに

くっついているらしいので、

稚ザリの一人歩きが見られるのは、12月28日前後だと思っていました。

ところが実際は、12月20日の朝に10匹近い稚ザリの一人歩きが

確認できました。思いのほか早く、これには驚きました。

 

早ければ稚ザリは一週間足らずで母親のおなかを離れ、

のんびり屋の稚ザリは二週間ほど居座り続ける、ということでしょうか。

 

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朝見たときは塩ビ管の中でしか見当たりませんでしたが、

夜には、塩ビ管を出てお散歩を始めた姿が確認できました。

 

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翌21日です。

底棲肉食魚用のエサである「ひかりクレストキャット」を投下しました。

母親のザリーが食べようとして出てきたものの、

撮影している私が気になるようで、うまく持ち上げられずに引っ込んで

しまいました。

ザリーは産卵前から明らかに警戒心を強め、それは今も継続中のようです。

お腹の稚ザリが全て離れた時にどうなるか注目です。

 

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ひかりクレストキャットは稚ザリにも大人気です。

 

ところで、底床には溶岩砂を使っておりますが、

これだと、稚ザリがとても見えにくくなることが判明しました。

稚ザリの体は褐色で且つ透明なため、

底床の黒色に溶け込んでしまいます。

さすがにここまで想定して底床の色を選んでおりませんでしたが、

このあと、あるものを投下することで、とても見えやすくなります。

 

 

 母ザリのお腹の様子です。

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既に50匹くらいは一人歩きを始めていると思われますが、

依然、母ザリのお腹には、稚ザリがウジャウジャいます。

 

 ザリガニの産卵は一度に数百個、と言われておりますが、

それも納得の密度です。

 

 

12月22日の朝です。

人工餌をパラパラと投入しました。

手前にある、白っぽいのがそうです。

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手前に手つかずの餌が山ほどあるのに、

それに気づかず、一つの餌をめぐってえらい争いに発展していってます。

なお、この動画の、1分過ぎたところで写しているのは、

数日前に与えた人工餌の食べ残しで、すっかりカビに覆われてしまっています。

本来であれば速やかに取り除きたいところですが、

今のところ害は見受けられません。

 

22日の朝時点で、少なくとも100匹は一人歩きを始めていると思われます。

 

 

こちらは稚ザリのザリジャンプです。

約30秒に渡って、ザリジャンプによる水中遊泳を楽しんでおりました。

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23日の朝になるともう、稚ザリは塩ビ管の近くだけでなく、

水槽全体に散らばっている状態となりました。

 

そして、稚ザリを観察しやすくするために、約20分茹でて柔らかくした、

ニンジンを投下です。

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良い匂いがするのでしょうか。投下すると、

すぐに10匹以上の稚ザリたちが群がってきました。

ちなみにこの時、茹でたホウレンソウも同時に入れてみたのですが、

沈まずに水面に浮かんだままでしたので、こちらは後日、オモリを付けて

再度試してみたいと思っています。

 

この時、塩ビ管のザリーもニンジンに反応しているのが分かりました。

しかし、無邪気な稚ザリたちと違い、

人間の気配(特に視線)にとても敏感なザリーは、

人が見ていては決して出てきません。

そこで、ビデオカメラを置いて、離れることにしました。

その時の様子がこちらです。

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可愛い稚ザリたちを見ている時に、巨大な母ザリがヌッと現れるサマは、

ホラーに近いものがあります笑

怪獣か、もしくは造物主(稚ザリにとってはその通りですが)かと

錯覚してしまうほどです。

 

ニンジンを食べに来たものの、たくさんいる稚ザリたちを邪魔に感じたのか、

ハサミで追い払ったり、ハサミを上げて威嚇しているように見えます。

お腹にいっぱい稚ザリを付けながら、

あんた一体何してんだ、と言いたくなります。

 

このあとザリーは何度も、ニンジンの上を通り過ぎては消え、消えては現れを

繰り返します。そして、エアレーションのチューブにつかまって、

「ここから出してくれぇ」と言っているような動きを見せます。

 

妻の話では、夕方のザリーも挙動不審で、

稚ザリを追いかけ回しているように見えたようです。

もっとも、稚ザリはすばしっこいので、途中で諦めたように見えたとのこと。

 

抱卵から1ヶ月以上経って、なおお腹に稚ザリがいっぱいいますから、

あるいはザリーも相当ストレスがたまっているのかもしれません。

 

最後に、ニンジンに群がる稚ザリの動画です。

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つづく。