水槽の急激な白濁化 #38
前回のつづきです。
私は水槽が白濁化したりニオイを放つのは、
稚ザリが多すぎてろ過が追いつかないからだと思い、
こまめな換水とニゴリ取りカートリッジによってその改善を図ろうとしました。
(あるいは、すでに壮絶な共食いが始まっているのか、と思ったりもしました汗)
ろ材も汚れたらすぐに新しいものに換えられるよう、
交換ろ材を6個、買っておきました。
そして、今朝の水槽がこれです。
もはや、水槽の手前のほうしか見えません。
白濁化が一気に悪化していました。
しかもそんな中で母ザリは脱皮していました!
ひかりクレストの食べ残しが目立ったのは、
脱皮前でザリーの食欲が減衰していたからかもしれません。
この急激で深刻な白濁化はさすがに焦りまして、
ここにきてようやく、白濁化の原因を調べてみました。
こちらのサイト等を参考にしました。
突き詰めていうと、水が白く濁る原因は「水質が不安定」だからであり、
水質が不安定なのは、ろ過してくれるバクテリアが不足しているから、のようです。
以前私は、水槽掃除において全換水しても全く問題ない、と書きました。
しかしそれは、水槽内の生体がせいぜい1~2匹だったからであり、
更には、
アメリカザリガニが劣悪な環境下でも生きられる頑強な生物だったからで、
とんだ思い違いをしておりました。
そして、バクテリアの働きを過小評価しておりました。
大量の換水も、新品ろ材への交換も、そしてそれを同時に行っていたことも、
水質を向上させるどころか逆に不安定にしてしまっていたようです。
いずれも悪手でした。
この上は、あまり右往左往せず、普段通りの飼育で、
少しずつバクテリアが増えてくれるのを待つほかないようです。
しばらくこのままで様子を見ていきたいと思います。
余談ですが、
カルキ抜きの入れ過ぎでも白濁化する、というコメントを目にしました。
その信憑性は定かではありませんが、私も入れ過ぎていた自覚がありますので、
以後、計量はきちんとやろうと思います。
最後に動画です。
まず、昨日のニンジン投入時のものです。
www.youtube.comこの動画の2:00~や2:36前後を見て頂くと、
割とはっきり、母ザリの甲羅が浮いているのが確認できます。
ニンジンも気にしただけで、食べてはいませんね。
一度、脱皮の瞬間もカメラに収めたいものです。
メスは産卵後に脱皮する、という文章を読んだことがあります。
一連の工程が終わり、この日ようやく一段落したということでしょうか。
ザリー、本当にお疲れ様でした。
www.youtube.com茹でたニンジンに続いて、茹でたブロッコリーの投入です。
こちらは今朝。
白濁化が進んだ中でも、稚ザリたちは元気なようで一安心です。
www.youtube.comしかしこの濁りでは、観察もろくに出来ません。
早く改善してくれることを祈るのみです。
稚ザリはずいぶん成長しました。
一人歩きを始めた当初は1cmにも満たなかったのに、
今では大きいものでは2cm近い稚ザリも見受けられます。
個体差が出てきました。
体の色も、半透明から褐色に、色がついてきたように感じます。
みんな大きくしてあげたいんですが、こればかりはどうしようもなく。
かといって、自然淘汰=弱肉強食というわけでもないんですよね。
どんなに体が大きくて強くても、脱皮という命がけのギャンブルがある以上、
生存できるかどうかは運次第、と言えると思います。
強いモノが生き残るのではなく、幸運なモノが生き残る世界ですね。
つづく。