ザリガニの飼育

ベランダでの飼育がメインです

稚ザリが一匹、稚ザリが二匹・・・ #40

1月8日の朝

水槽を見たら一気に白濁化が進んでおり、手前しか見えない状態に。

 

画像は上から、12/28、12/30、1/3、1/6、1/8となります。

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白濁化の流れ

前々回の更新では、

慌てず騒がずしばらくは推移を見守るつもり、と書きましたが、

すみません、嘘をつきました。

言行不一致、朝令暮改です。

 

1月12日に、まさかの全換水による水槽のリセットをしております。

理由は2つあります。

 

1つ目は、8日以降、水槽の白濁は改善せず、

それどころか12日になって、若干悪化したように感じた為。

 

2つ目は、こちらのほうがより大きい理由なのですが、

稚ザリの数を正確に把握してみたい、という欲求に駆られた為です。

 

水槽内の稚ザリの数に関しては、

「間違いなく100匹はいる。おそらく200匹以上はいそうだ」

という感覚的なものでしか捉えておらず、実際のところは

当然ながらわからないわけです。

 

せっかくだし数えてみるか、ということで、

稚ザリを全て水槽から取り出してみることにしました。

 

1月8日の朝に母ザリの抜け殻を見つけました。

1月9日の夜、懐中電灯で、動く母ザリの姿を確認することができました。

11日からは、日中も姿を見かけるようになりましたので、

すっかり殻が固まったようです。

母ザリの取り出しも問題ないと判断しました。

 

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水槽のリセット直前

フタを外して、まずはザリガニ以外のすべてを取り出していきます。

 

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ホテイアオイ

かつては根っこが水槽の底につくまで伸びていたのに、

もうほとんどありませんでした。

浮き袋(布袋)のところもかじられており、

おそらく近日中に食べられ過ぎにより枯れると思われます汗

 

アナカリスウィローモスは、ほぼ跡形もなく完食されていました。

水槽で越冬させよう、と思っておりましたが、とんだ見込み違いでした。

ここ数日で稚ザリの食欲が一気に増大したようです。

 

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防鳥ネット

水に浸かっていた部分とそうでない部分で色がここまで

クッキリ分かれるんですね。

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食べ残しの抜け殻

ここらへんは硬いのでしょう。

 

ニンジンもブロッコリーも結構大きなカタマリで入れていたのですが、

ほとんど食べ尽くされていました。

 

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ザリーです

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10月2日時点。水槽に引っ越しするザリー

10月2日のザリーと比べれば、大きくなったことが一目瞭然です。

 

さて、いよいよ稚ザリを取り出しに掛かります。

網ですくって、小ケースやバケツに小分けしていきます。

この作業が想像以上に時間が掛かりました。

そして、想像以上に腰に負担が掛かりました。

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稚ザリ密度が高いので、このあと更に小分けしました

どうしてもフンなどと一緒にすくってしまいますので、

このあとスポイトでフンだけ取り除きました。

水は飼育水です。

 

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少し綺麗になりました

よく見ると、ハサミが片方なかったり、両方ともない稚ザリが結構いることが

わかりました。

ハサミが両方とも残っている、という稚ザリは全体の6割くらいだと思います。

まあ、水槽内の密度を考えたら、それもやむを得ないでしょう。

 

ザリガニはとくべつ好戦的、というわけではなく(むしろ臆病ですよね)、

ハサミに触れたものを本能的に挟んでしまうらしい、と、

どこかのサイトで読んだ記憶があります。

 

苦労して苦労して、1匹も残らず捕獲した、つもりです。

 

そして底石以外は空にした水槽内を磨き、

水を入れてはかき混ぜて捨てるを、濁りが取れるまで繰り返しました。

底石は本当に臭くなっていますので、苦手な方はマスクをされたほうが

良いでしょう。

 

水温23℃の世界から、いきなり外気温10℃の世界に移されたわけです。

ザリガニたちを長時間置いておくわけにはいきません。

焦りながら作業しました。

 

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青バケツ

最終的にはこの青バケツに稚ザリを少しずつ移し、

写真を撮って、水槽に戻していきました。

数は、写真を見て、あとから数えます。

その結果、稚ザリは全部で223匹いることがわかりました。

 

この日までに水槽内で死んでしまったものや、

水槽から取り出し損ねたもの、

写真の中で重なっていて数え損ねたものなどが、

あるいは何匹かいるかもしれませんが、

最低でも、現時点で223匹の稚ザリがいることが判明しました。

 

なお、この作業中に、何らかの理由で死んでしまった稚ザリが、

私の気づいた範囲で1匹いました。

最初から死んでいたのか、網ですくうときに傷つけたのか、

原因は不明です。

 

水槽リセット直後の水温は13℃でした。要するに水道水の温度です。

ヒーターで温め始めたものの、

ザリガニを入れた時の水温も似たようなものでした。

その3時間後には17℃に上がっており、翌朝は23℃に戻っていました。

 

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戻ってきた稚ザリたち

水槽立ち上げ直後です。やや白く濁って見えます。

 

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翌朝(1/13)です

完全に白濁が改善しました。そして、稚ザリたちも元気で一安心です。

 

今回、だいぶ荒療治を行いました。

あるいは今回のことで弱って死んでしまった稚ザリもいるかもしれません。

ただ、稚ザリの数がはっきりわかってスッキリしました。

そして、この作業はかなり腰にきたので、もう二度としたくないと思いました。

 

同時に、稚ザリを一匹、室内で、単独飼育し始めました。

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名前はまだない

わかりにくいかもしれませんが、左のハサミがありません。

あえて、片方のハサミがないザリガニを選びました。

脱皮によって再生する過程を、稚ザリで見たかったからです。

水位はザリガニの背丈ほど。

赤いおはじき(直径1.8cm)はザリガニの体長と比較するためです。

オスかメスかもわかりません。

こちらの成長も今後更新していけたらと思います。

 

なお、水槽をリセットしたあと、まずは母ザリを水槽に戻したのですが、

あれだけいた我が子が一匹もいない状況に、はじめ呆然とし、その後、

探し回っているように見えました。

 

そして、稚ザリも順次水槽に戻していったわけですが、一部の稚ザリたちは、

明らかに恐慌状態に陥っているように見えました。

 

ひかりクレストを投下しても、稚ザリたちは食いつきませんでした。

ただ母ザリだけは、稚ザリたちが戻ってきて安心したのか、

しっかりと食べていました。

 

そこらへんの動画は次回。

 

つづく。