稚ザリの数を数えましょう(後編) #50
綺麗になった水槽に、稚ザリを戻していきます。
数を把握できるように、画像を撮ってから。
パチリ。4匹です。
パチリ。15匹。
なお、ハサミが両方とも健在なのはたった7匹で、
片方しかないのが6匹、両方ともないのが2匹でした。
パチリ。11匹。
パチリ。8匹。
パチリ。27匹。
以上。
合計65匹でした。
1月12日(生後29日目)に223匹。
1月29日(生後46日目)に145匹。
17日間で、78匹減。
2月18日(生後66日目)に65匹。
20日間で、80匹減。
1月12日から2月18日で考えると、
37日間で、158匹減。
1日4匹ほど減っていってる計算になります。
ザリ密度は下がってきている一方で、1匹あたりのサイズは増しており、
この先、減少ペースが落ちるという気はしません。
あと2週間も経てば、ほぼ全滅ということになるかもしれません。
どこかのタイミングで数匹の稚ザリを単独飼育に切り替えます。
さて、全てが戻った水槽の様子です。
コケがなくなって、よく見えるようになった水槽は気持ちいいなーと、
しばらく水槽の中の様子を観察しておりましたところ、
どうも母ザリの様子がおかしい。興奮しているようです。
エサあげは食欲を刺激するので共食いスイッチが入るようですが、
同時に、換水もスイッチになるという文章を、以前読んだことがあります。
やばそうだな、と思いながら撮影しておりましたところ、
案の定、母ザリが稚ザリを追いかけ始めました。
思わず目をそむけたくなるような動画をのせますので、
苦手な方はご注意ください。
もはや母と子ではなく、捕食者と被捕食者という関係です。
稚ザリはすばしっこく逃げられそうなものですが、
蛇に睨まれた蛙のごとく、射すくめられてしまうのかもしれません。
見返しても割とキツイので、
繰り返しますが苦手な方は見ないほうが良いと思います。
すべては私の飼い方のせいなのですが、
それでもちょっとザリーが嫌いになりました。
つづきです。
たとえ食べるにしても、
せめてキレイに平らげてくれれば、
「生きていくために命をいただく」という感じもするのですが、
尻尾のほうを、ほんのちょっとです。
ほんのちょっと、食い散らかしただけ。
だから稚ザリも死にきれずに、尻尾のないまま逃げ、
しばらく生き続けます。しばらく経ってからようやく絶命しました。
上でザリーが嫌いになった、と書きましたが、
1日経って、冷静になってよくよく考えてみれば、
「せめてキレイに平らげてくれれば」なんて願望は、
所詮人間の感傷にすぎず、
まして「命をいただく」などという表現も、考えようによっては
とても傲慢な気がしてきました。
人間は一方的に「いただく」だけ、ですからね。とてもいいご身分です。
日々、食べたり、食べられたりしあっている自然界においては、
ただ「食べる」という行為(本能)があるだけで、
そこには感謝もなければ罪悪感もないことでしょう。
ザリーはなんにも悪くない(笑)
と、激しく話がそれてしまいました。
そんなわけで、掃除を終えた直後に、
稚ザリの数は64匹となっています。
母ザリはもはや我が子のことを、
「美味しいエサ」としてしか認識しておらず、
これまでに減った稚ザリの大半は、
もしかすると母ザリのエサとして散ったのかもしれません。
大きくなってきたとはいえ、稚ザリのハサミはまだそれほどの殺傷力を
持っているようには見えませんので。
なお、これが今朝の水槽です。水温は22℃。
そしてこちらが動画です。
上から大量に落ちてきているものは、ミナミヌマエビ用に買っていた、
「ヌマエビの主食」というエサです。
食欲旺盛な稚ザリがなお60匹超いますので、
これだけ与えても、明日の朝までにはすっかりなくなっていると思います。
最後に、単独飼育している稚ザリについてです。
2月18日、単独飼育に移行してから3回目の脱皮をしました。
わかりにくいですが、右上に抜け殻が、左上に稚ザリがいます。
気まぐれで少し水位を上げてみました。
それにより窒息しないよう、息継ぎの場(黄色いネット)を設けました。
今回は以上です。
つづく。